はじめに
先日、秋葉原に動画撮影に行ってきました。
帰ってきて撮影素材をチェックしたところ、電光掲示板や信号機などの灯りが点滅してしまっており、せっかくの撮影素材が台無しに。
ググって色々調べたところフリッカーと呼ばれる現象だそうで、修正方法もいくつかありましたので、実際にやってみてうまくいった方法を共有します。
ただし、個人差はかなりあると思います。
僕も試したのですが、ある程度おさまったという程度で、完全には修正されませんでした。
多少でもいいからフリッカーを軽減したいという方向けです。
使用したカメラとカメラ設定
使用したカメラはSONY α6400です。
カメラのカメラ設定は下記。
マニュアル
シャッター 1/60
F4.0
ISO 800
PP7 S-Log2
ホワイトバランス カスタム 4500K
シャッター 1/60
F4.0
ISO 800
PP7 S-Log2
ホワイトバランス カスタム 4500K
Premiere Proのエコーを使ってフリッカー除去
これがめちゃくちゃカンタンなのですが、Premiere Proのシーケンス上で、フリッカーを修正したい素材に、ビデオエフェクトのエコーを充てるだけです。
ビデオエフェクト>時間>エコーで探してみてください。
検索でエコーと入れても出てきます。
動画素材にエコーを充てると、動画素材のコントロールパネル上でエコーの設定を行うことができます。
エコーの時間(秒) -0.010〜-0.033の間でお好みで
エコーの数 2
開始強度 1.00
減衰 0.50
エコー演算子(プルダウンメニュー) 後ろに合成
エコーの数 2
開始強度 1.00
減衰 0.50
エコー演算子(プルダウンメニュー) 後ろに合成
上記で大体の場合はフリッカーがおさまります。
まとめ
個人的な結論ですが、これでフリッカーはマシにはなりますが、完全には消えないですね。
撮影時の点滅があまりにも強烈だったのでさすがに無理だろうなとは思ったのですが。
とはいえ、多少のチラつきであれば全然抑えれると思います。
そしてこれはあくまでもPremiere Proの中でできる範囲の話で、有料のフリッカー除去ツールもあるようです。
僕はそこまで気合入ってないので、多少おさえる程度で妥協しました。
なぜフリッカーが起きるのかというと、電灯や街灯、電光掲示板は人間の目には点灯して見えるのですが、実際には超高速で点滅しているので、(切れかけの蛍光灯をイメージしてもらえるとわかりやすいです)動画撮影時のシャッタースピードによって、その点滅をとらえてしまうからです。
また、日本の電気は東日本と西日本で『50Hz』と『60Hz』という周波数に分けられていて、その影響もあるようです。
なので、あらかじめ撮影時のカメラ設定をきちんと確認しておきましょう。